2010年12月30日木曜日

2010年のまとめ

今年一年に紹介した記事は24本、1ヶ月に2本論文を紹介するペースに落ち着きそうな予感がします。
もう一度読み直してみて一番気になる論文はこれでしょうか。
Evidence for a Role of Endocannabinoids, Astrocytes and p38 Phosphorylation in the Resolution of Postoperative Pain
PLoS One. 2010 May 28;5(5):e10891. PubMed PMID: 20531936.
術後痛が消退するのは慢性化を防ぐメカニズムがあるからだ、という視点からの研究は今後盛んになるのではないかと思います。
というわけで、来年もよろしくお願いします。

2010年12月13日月曜日

アセトアミノフェンで脳障害?

PloS oneより
Acetaminophen Induces Apoptosis in Rat Cortical Neurons
December 2010 | Volume 5 | Issue 12 | e15360
アセトアミノフェン大量投与で肝障害が出現することはよく知られた事実ですが、ラットにおいて、肝障害を引き起こす容量よりも少ない濃度のアセトアミノフェンが大脳皮質のニューロンのアポトーシスを誘発させることをin vivoとin vitroで示した論文です。
臨床的には肝障害は意識障害や脳障害を誘発させるので、アセトアミノフェン大量投与で肝障害が生じている患者を診察し、意識障害を認めても肝性脳症の類かと思ってしまう可能性は高いと思います。果たしてヒトでもアセトアミノフェンが直接的に脳障害を引き起こすことがありえるのでしょうか。

とうとう通算10000PVとなったようです。これからもよろしくお願いします。
おなじみのK先生はキリ番ゲットならずで残念でした。また懲りずにチャレンジしてみてください。

2010年12月9日木曜日

Biennial Review of Pain

Introducing the Biennial Review of Pain
Pain in press
というeditorialがPain誌に掲載されています。ご存じのようにIASPのmeetingが隔年開催で、それに合わせて二年に一度の誌上review大会をPainで開催するという趣旨のようです。雑誌として届いていないので内容は分かりませんが、どのようなreviewが載るのか、楽しみにしています。