2011年1月16日日曜日

MORとDOR

Neuronより
Facilitation of μ-Opioid Receptor Activity by Preventing δ-Opioid Receptor-Mediated Codegradation
脊髄後角でMORとDORがヘテロダイマーを形成していて、DORアゴニストを投与することでMORの膜表面への発現が減少する。DORとMORの接合を阻害する試薬によりモルヒネへの耐性の形成を抑えることができますよ。という論文。
2009年にDORとMORを発現する一次知覚神経は別種であるという論文がCellに発表されましたが、これに真っ向から立ち向かう形の結果になっています。どちらかが正しいのか、両者の間にある矛盾は解決されるのか、今後の成り行きを見守りたいと思います。

2011年1月7日金曜日

局麻薬とNGF

Molecular Painより
A local anesthetic, ropivacaine, suppresses activated microglia via a nerve growth factor-dependent mechanism and astrocytes via a nerve growth factor-independent mechanism in neuropathic pain
Molecular Pain 2011, 7:2 doi:10.1186/1744-8069-7-2
あけましておめでとうございます。
局所麻酔薬を硬膜外に投与すると、DRGのNGF合成量が増加して神経損傷後の脊髄グリアの活性化と疼痛を抑制できるという研究。
この研究室には、その昔NGFとGDNFの測定をお願いしたことがありましたが、かなり正確に結果を出していただいたことを覚えています。NGFの合成が増加する経路など知りたいと思いました。