2011年7月27日水曜日

組織による痛覚過敏の違い

Journal of Neuroscienceより
TRPV1 and TRPA1 Function and Modulation Are Target Tissue Dependent.
炎症性疼痛ではNGFやGDNFが末梢で増加して痛覚過敏が生じることは知られたことですが、その発現パターンが組織によって異なる、具体的には皮膚と筋肉で違うこと、その結果として皮膚に投射するニューロンのTRPV1/TRPA1の活性変化と筋肉に投射するそれとの間に乖離があることを示した論文。
筋肉に炎症が及ぶと痛覚過敏が生じやすいということになります。筋肉は痛がる・・ということについては、僕もかなり注目しています。

2011年7月15日金曜日

TRPV1の発現

J Neuroscienceより
Restriction of Transient Receptor Potential Vanilloid-1 to the Peptidergic Subset of Primary Afferent Neurons Follows Its Developmental Downregulation in Nonpeptidergic Neurons
Basbaumのグループから。
Creリコンビナーゼを使ってTRPV1の遺伝子が発現しているニューロンがすべて染色されるtransgenicマウスを作って、TRPV1のdevelopmentを解析した論文。マウスではTRPV1はpeptidergic neuronにselectiveことは報告済みですが、neonateの段階では大部分のDRG neuronがTPRV1陽性となっているとのこと。
前にも書きましたがマウスとラットでは発現が全然違うと思うのですが、ヒトも含めて比較した仕事はないように思います。