2011年9月29日木曜日

MORのリン酸化とopioidの耐性

The Journal of Neuroscienceより
The Journal of Neuroscience, September 28, 2011 • 31(39):13890 –13896
オピオイド耐性のメカニズムについての研究。モルヒネ投与でMORのS375がリン酸化する、S375がリン酸化しないトランスジェニックマウスではモルヒネの脱感作が減弱。慢性耐性ついてはDAMGOなどhigh affinityの薬剤では減弱するがモルヒネでは減弱しない。
モルヒネがフェンタニルに比べてMORのinternalizationをおこさず、逆に耐性を形成しやすい現象が観察されていて、この論文もそうなのだが、両者の関係はすっきりと説明されていない、ように思う。

2011年9月3日土曜日

笑気麻酔と遷延性術後痛

Painより
Chronic postsurgical pain after nitrous oxide anesthesia Pain, in press
笑気麻酔の有用性を検証するENIGMAトライアルというものがあるが、その対象となった患者にどの程度遷延性術後痛が生じているかをインタビューして検証した論文。 全体の10%に遷延性術後痛が存在し、その頻度は笑気麻酔で有意に低いとのこと。面白いことにacute painの段階では両者に有意差はない。現在ENIGMAIIトライアルが進行中で今回の結果は再検討される予定。
笑気麻酔、少しは見直されるでしょうか。